回答
完全週休2日制とは、1年を通して、毎週必ず2日の休みがある制度を指します。
解説
労働基準法では、従業員に『週に1日以上の休日を与えること』が原則として定められております(週休制)この場合 、月曜から日曜までの間で何曜日を休みにするかは使用者の自由とされています。
ご質問の週休2日制と完全週休2日制の違いですが、完全週休2日制とは、1年を通して、毎週必ず2日の休みがある制度を指します。
ただし、休みが土曜日曜とは限らないため注意が必要です。
例えば、完全週休2日制(土・日)となっていれば休みは毎週土曜日と日曜日です。
完全週休2日制(水・日)の表記ならば、毎週水曜日と日曜日が休みです。完全週休2日制(日・他1日)の表記であれば、毎週日曜日と他の曜日1日が休みとなります。
なお、完全週休2日制(土・日・祝)と表記されている場合は、祝日のある週は、祝日と土曜日か日曜日のどちらかが休みといったようになります。
では、土・日・祝の3日間休み(1年を通して土日と祝日休み)の場合の表記は、『完全週休2日制(土・日)、祝日』となります。
一方、週休2日制は、1を通して、1ケ月の間に週2日の休みがある週が1度以上あることです。
必ず週2日の休みがあるというわけではなく、残りの週の休みは週1日という場合もあります。
例えば、毎週日曜日と第2土曜日が休みとなる場合、1年のうち偶数月の第2土曜日が出社日になる場合といった具合ですね。
サービス業界に多いのは、週休2日制(月7日、シフト制)というような表記です。曜日はシフトによって異なるが毎月7日の休みがあるといったことです。
このように、完全週休2日制と週休2日制は間違えやすいですし、必ず土曜日と日曜日が休みになる訳でもありませんので注意が必要です。